意外と長くなってしまったこのシリーズ、今回で最後です
最後はPS4が登場したころの2015年ごろから振りかえっていきたいと思います。
国内では据え置き機より携帯機需要の方が高い日が数年続いていました。
そんな2014年に登場したプレイステーション4、
世界で大ヒットを記録するのですが、国内での出だしはPS3の現役っぷりと
携帯機需要が高かったのでイマイチ普及し辛い状況が続きました。PS4(PS3)とVITAマルチではVITA版が売れるのも珍しくない状況、
そんな国内の熱とは反対に世界規模ではどんどん広がっていくPS4市場、
Wiiの後継機、Wii-Uもイマイチ波に乗れない状況、
結局3DSでファーストタイトルやレベル5様、カプコン様のミリオンタイトルが
市場を支える形になっていました。
ただやはりこの展開もゲーム業界全体で見れば
スマホゲームの市場拡大に押され2007年から縮小の一途をたどっていました
そして携帯機の需要規模も小さくなり始め、
国内での市場よりも海外へ目を向ける国内メーカーもさらに増え、自然と「携帯ゲーム」の
リリースも減っていきます。
PS4が世界市場で売れまくっている頃、国内のメーカーのタイトルが「世界で大ヒット!」
のニュースも珍しくなくなってはいたのですが
国内のゲーム小売の冷え込みはさらに悪化。
ゲームの取り扱いをやめる店舗はさらに増えて行きます。
そして2017年、SWITCHが登場。
初年から看板タイトル、ゼルダ、マリオカート、スプラトゥーン、マリオと投入!
当然ものすごい速さで普及していきます
ソフトの売り上げ本数もうなぎ登り
ゲーム小売りにとってはまさに救世主になった・・・・訳ではなく、
確かに金額ベースでは上向きになったニュースをよく見ましたが・・・・
2017年以降も小売の閉店、ゲーム取り扱い店の縮小、ゲーム小売会社の倒産の
状況は変わっていません。
結局の所、「売り上げ」ベースではなく「利益」ベースで見ると状況が良くなってないんですね。
・携帯機の縮小に伴う販売数の減少、
・仕入れの掛率の上昇
・小売りルートではないDL販売の一般化
・全国唯一になったゲームチェーン最大大手の値下げ投げ売り
・人気タイトル中心市場(人気タイトルを貰うには資本がある所が強い)
もう、小売業界、、
行きつくところまで行きついていますね。
消費税10%になったら某大手と家電量販店でしかゲーム扱わなくなるのではないでしょうか?
冗談抜きで。
かくいう私もゲーム屋稼業は今年でやめ時かなってのはあります。
この流れを変えるなにかがあれば話は別ですがw
コメント
コメント一覧
案外年内・・・という気がしてるのですが
うちが5年長くお店続けれたのってVITAのおかげ的な所ありますから
そう言う部類のハードがでれば・・・・
っていってもPS機だったらDL販売ベース機になりそう感w
1万円くらいでアジア特化向けとして出せば国内中小系には十分でしょうし
ゲームセンターも潰れまくってるけどレトロゲームを集めて新規開店するお店も最近話題になってたりするので
そういう方向にお店を転換していくしかないのかもしれませんね
ソフトの値崩れ要因が一過性のものではなく構造的なものになっていることを皆さん強調されてましたし、頼みの綱の中小サードもソニーレイの余波で携帯機出てもついていかないでしょう
あのSwitchブームでカバーできないなら何がどうきても無理だと思います
ソニーも任天堂も小売のことはもう考えてないでしょう。オンライン料金で儲けを出すのが一番だとわかっているからハード売ってソフトはオンラインストアで無料やセールでばら撒きまくる。それは小売の利益には繋がらない。
2018年国内家庭用ゲーム市場
ハード:1700.9億円、ソフト(ダウンロード含む):2642.1億円
https://www.famitsu.com/news/201902/18172114.html
2018年国内スマートフォン・タブレットゲーム(1位~3位)のみ小計で2305億円
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005495.000007006.html
2017年の段階で国内スマートフォン・タブレットゲームと家庭用ゲームソフトで6.2倍の売上差
国内スマートフォン・タブレットゲーム:1兆3192億円、家庭用ゲームソフト(ダウンロード含む):2110億円
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1134212.html
ゲーム好きとして応援した気持ちもありますが無理をされないよう頑張ってください
なりぞうさんの店は大丈夫かなと不安だったのですが・・・
やっぱりゲーム屋はどこも厳しい時代なんですね・・・
我が地元ではゲーム屋だけでなくおもちゃ屋全般が潰れているご時世ですし、これから先上向きになる光明は見えないですよね…
ソフトはまだでるけれどVITAは生産中止なのでいずれにせよ先はない。3DSも活発な動きはみられないし、噂では携帯特化スイッチに移行しそうであるけれど、タイトルが豊富になるのは何年先か。PS4はDL版へどんどん移行してしまっているので、中古に回る数は自ずと減少。
避けられない現実とはいえ厳しすぎますね。でもスイッチのソフトの売り方からみて国内での携帯機需要はありそうですよね。
PSはいわばサッカーワールドカップで、国家代表みたいな強豪が競争しているわけで、それはとてもいいことだと思いまし、メーカーもそこを目指すことで全体のクオリティアップが図られるのだと思います。
でもやっぱりそれもサッカーでいえば国内のJリーグしかも3部制くらいの厚い層があって、そこで力をつけるチャンスがあるからこそですよね。そういう意味で携帯機って必要だとは思います。PSP3(仮)はあってもいいのではないでしょうか。自分個人は携帯ゲーム機はプレイしないですが、層は厚くなってほしいです。
もちろんソフトについても同じですが。
業界の盛り上がりのためにも、なにかこうメーカー主導で販売店とともにWin-Winになれるような仕組みが出来上がれば良いのだけど、難しいですね
2部リーグや3部リーグといえばsteamやswitchで売れているインディがそれであって、そういうところほどパッケ出す余裕がない→力をつけても小売にすぐには利益でない(むしろ短期的には小売の利益減らす)て構造ですからね。
「なんか暇つぶし程度にゲームないかなあ…」→
旧:ゲーム屋で中古漁ってみるか
今:イーショップで安いインディのぞいてみるか
携帯機か据置機かは関係ないと思います。
うーん
地域に根差す事と身近な生観戦という売りが無いので結局は同じ土俵でどう勝負出来るかだと思いますね
携帯機だからとか据え置きだからとか関係無く色を出せるかどうかが大事なのかなと
ファルコムなんか見てるとそう思ったりしますしフロムもそこを強みに今や世界のフロムですし
インディーズってのはある意味アマチュアでそういう極みみないな感じですし
次の携帯機が出たとして専用ソフトなんて作られるのだろうかと現状見てると思う部分があります
>>15.劣等25% 様
自分は携帯ゲーム機を使ったことがないので、自分はいまいち位置づけをよくわかっていない感じですね。勉強になります。
やはり携帯機ならではっていうのがないと意味ないですね。
個人的なイメージですが、国内向けにかんしてはVITAとPS4とのマルチって割りと元気だったイメージがあるので、そういうのを中心に中小のタイトルが集まればなんて、素人考えでおもってしまいました。
たしかに今はインディーズでダウンロード専売タイトルが何十万ダウンロード達成したのでパッケージ版発売とか聞くので、今は作り手も二極化してるのでしょうか。
それに携帯機にしてもやっぱり大手が大型タイトルなどを投入するかが成功の鍵の一つだと思うので、その辺も結局据え置きとかわらないですね。
これ以上は記事のテーマから離れるのでこの辺にしておきます。
なりゆきさんPSでは損失を出しません
過去のコメントを読んで見てください
任天等の売れてないタイトルの心配はしても、PSの売れタイトルの心配はしてません
これは、PSで損失を出してない事の証明です
PSを主力にしている、なりゆきさんは無敵です